カルシウムを多く含む、骨以外の食材って? | 犬のための手作り食[ぐり通信]公式BLOG

カルシウムを多く含む、骨以外の食材って?

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○○さん、こんにちは。
諸橋直子です。



先日から、犬の手作り食についての疑問を
テーマに取り上げていきます。



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諸橋さん、こんにちは。
いつもメルマガありがとうございます。


今日は犬の手作り食について疑問があってメールさせていただきました。
もしよければ、メルマガで取り上げていただけると嬉しいです。



昔はよく、犬にフライドチキンの骨などをあげていたと聞きました。
しかし、今はそうした骨をあげるのはよくない!と雑誌などで
書かれています。


一方で、犬は肉食動物なので
生の骨を与えた方がいい、とする情報等も見かけます。
通販などでもミンチ状の生の骨が入った犬用の生肉なども
売られていますよね?



同じ骨ですが、加熱した骨と生の骨には何か違いがあるのでしょうか?




そして結局のところ、犬には骨を与えた方がいいのでしょうか?
(カルシウムを補うため?)




以上が、私の疑問です。
どうぞよろしくお願いします。




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前回のメールでは、
何故、加熱した骨を犬に与えてはいけないのか?ということについて



「犬が加熱した骨をかみ砕いた場合、噛み砕いた箇所が
 鋭く割れるため、そのまま飲みこむと
 消化器を傷つける可能性がある」


と、お話をさせていただきました。



ちなみに…。





「ケンタッキーフライドチキン」に限って言うと
あそこのチキンは圧力鍋で加圧しているから
骨も柔らかくなっているので大丈夫!という
かなりマニアックな見解もあるようですが(汗)
私は個人的にはお勧めしません。






その理由は、例えば百歩譲って「ケンタッキーに関しては大丈夫!」と
その飼い主さんが考えてあげているとしても
そうした理由を知らない人から見れば


「あ、鶏の骨OKなんだ」


と言う風にしか見えません。





なので、そうした事情を知らない別の飼い主さんが
ケンタッキーフライドチキンではない、
普通の鶏のフライドチキンの骨を犬にあげた場合、
消化器を傷つけてしまう可能性が高まります。





自分の家ではいいや、ということが
意外なところで全く別の理解のされ方をして
思わぬトラブルを招くこともありますので
私は個人的に、お勧めはしないという次第です。






さて、ここからが本題です。



今日は栄養学の視点から



「犬に食事として
 骨を与なくてはならないのか?」



という疑問を考えていきます。






「犬のカルシウム摂取のためにも
 骨をあげた方がいいと言う意見があるようです。
 やはり犬には骨をあげるべきなのでしょうか?」




このような質問をみかけたら
○○さんはどのように考えますか?





骨はカルシウムが多い食材!というイメージが強いため



「カルシウム摂取には骨を食べさせなくては!」



と考える飼い主さんは多いです。







ところで…。







本当にカルシウムは骨でしか摂取できないのでしょうか?








カルシウムを多く含む食材は本当に骨以外、
私たちの身近には無いのでしょうか?








実は、このような食材にも
カルシウムは含まれています。





煮干し・アジ・納豆・豆腐・小松菜・ひじき・わかめ・
昆布・チーズ






いかがでしょうか?




意外に思われるかもしれませんが
大豆製品や野菜にもカルシウムは含まれています。



また、海藻類にもカルシウムは豊富です。





刻み昆布100gあたりのカルシウム含有量は940mgです。


これがプレーンヨーグルトの場合は120mgとなります。


木綿豆腐の場合も120mgです。







ところで、じゃあ、刻み昆布をあげればいいのか!と思いがちですが
刻み昆布100gを食べるのは
ちょっと無理がありますね!(笑)






犬にあげる場合は、フードプロセッサーなどで
粉状にしてふりかけとして食事にかけてあげるなどの与え方が
犬の体の大きさを問わず、使える方法です。



我が家の黒ラブ・ぐりさんのような大型犬で
なおかつ昆布大好き!!!という犬の場合は
出汁を取った後の昆布をそのままあげても良いですが
体の小さなわんこの場合はやはり、
フードミルなどを使用して
昆布を粉状のふりかけにしてあげるのがベストでしょう。




そのように考えると、昆布は1回の食事で
1~2gを混ぜてあげるのがせいぜいかな、ということが
イメージ頂けると思います。






それでは、お豆腐の場合はどうでしょうか?



お豆腐は一般的に1丁300~350gの地域が多いようです。




ちょっと想像していただきたいのですが…。






我が家のような大型犬の場合、
お豆腐を1/4丁、炒めたり煮込んだりした料理は
1回の食事でぺろりと食べてしまいます。



350gの1/4として
87.5gです。




このように考えると、
昆布は100gあたりのカルシウム含有量で考えると
確かに多いのですが
昆布を100g食べるのにはかなりの量をたべなくてはいけません。


粉末にして食べられる量は
せいぜい1食につき1~2gと考えると
1食あたりで摂取できるカルシウムは18mg前後と言う計算です。





一方でお豆腐の場合はどうでしょうか?



1/4丁を食べた場合のカルシウム摂取量は
105mgとなります。
(1/4丁のお豆腐の重量を87.5gで計算した場合)




こんな風に、100gあたりのカルシウム含有量をチェックした後は
実際にどのくらいの量を普段食べられるか?ということを
具体的にイメージしながら考える必要があります。








数字のお話が出てきたので
ひょっとしたら、今回のお話は
何だか難しいように感じられたかもしれませんが、




「実際にどのくらいの量、その食材は食べられるかな~」



ということをイメージすることが大切、ということです。






なので、もしカルシウムを積極的にうちの子に摂取させたい、と
もし○○さんがお考えの場合は、
お豆腐を使ったメニューで、なおかつ味付けに粉末状にした昆布を使う、
というのも一つのアイデアです。






こんな風に、実は骨以外にもカルシウムを含む食材は
身近にたくさんあるということです。





これについてはご理解いただけましたか?





次回は、引き続き「カルシウム」について
もうちょっと突っ込んだお話をしようと思います。




「カルシウムの吸収率を上げるには一緒にどんな栄養素を
 一緒にとるよう心掛けたらいいか?」




と言う視点で、次のメールで
詳しくお話しますね。





(終)






◇追伸1:


私は犬の食事作りで食材の栄養について知りたいなーと言う場合、
この本を辞書がわりに引くのですが…。
http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&145m1





今回、こんなセット見つけましたー。
http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&145m2



手作りご飯用の素材がセットになっているので
初心者さんには非常に分かりやすい。
なおかつ、チャレンジしやすい。



ちなみにこのセットに入っている「栄養スープの素」は
我が家でも愛用していますヽ(´ー`)ノ








◇追伸2:

前回のメールに引き続き、
この石鹸、今日もどんどん売れておりますー。



まとめ買いがお得です!
無くならないうちにお早めにどうぞ!
http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&145m3






◇追伸3:

甘えん坊カンナ。
http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&145m4


大型犬なのに抱っこされてます(笑)



こんなに甘えん坊なのに、10月から盲導犬協会で訓練開始ですよ。
がんばれ、カンナ!

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