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犬の食事についてのこんな誤った認識?

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○○さん、おはようございます。
Office Guriの諸橋直子です。


さて、今日から「食事から免疫力UP」を考える、
と言うテーマでお話ししていこうと思います。




その前に…。




今日は長いです(苦笑)








さて、私は仕事柄、




「●●って言う病気に効く食材は何ですか?」




と言うご質問を嫌と言うほど頂戴します(苦笑)





はっきり申し上げておきますと、
コレ食べたから何かが治るっていうほど
物事は単純ではありません。





というか、食材にそこまでのパワーは
ぶっちゃけありませんので…。





そこのところを、
折角ご縁があってこのメルマガをお読みいただいてる○○さんには、
客観的に理解していただけるよう書き進めていきます。



食事は私たちの体と健康を作っていく上で
とても大切なものです。



ここで私の、個人的な「食事」に対する考え方をお話ししておきますね。





「医食同源」という言葉がありますが
これはあくまでも、予防の観点、そして
病気になった場合の回復を助けるために食事を活かそう、という視点だと
私は考えています。




------------------------------------------------------------


食事=予防、病気になったときの回復を手助け。

薬=病気の治療のため、医師の処方に基づき使用されるもの。


------------------------------------------------------------



現時点では、ざっとこういう区別で理解してください。





あ。




ここでちょっと植物の話をさせてください。





植物は、古来から人間や動物が体の不調を治すのに
利用してきた歴史があります。









古代ギリシャ時代から私たちは薬効成分のある植物を煎じて飲んだり、
湿布として貼ったり、食べたりして
病気の治療や健康維持に役立ててきました。



当時は、植物の何という成分が体に良いか、というようなことは
具体的に分かっていなかったと思います。


でも、食べたり、飲んだり、塗ったり、貼ったりすると
何か調子がいいぞ、と(笑)





それが19世紀に入って「化学」や「生理学」というものが発達し
具体的に、植物の中の何という成分に
薬理効果があるかが、少しずつ分かってきました。




そこで、有効成分を化学的に合成して
病気の治療に活かそう!と言う動きが出てきます。


これが、化学薬品ですね。





時々、化学薬品っていうだけで毛嫌いする方がいますが(苦笑)
私はいつもこのメルマガで申し上げているように



「バランス感覚をしっかりもって、メリットにも目を向けましょう!」
「必要に応じて、いいとこどりしましょう」



と言うスタンスです。



例えば、急な感染症だ!と言う場合は抗生物質の力を借りて
体を感染症から守る必要があります。



私も今年の冬は副鼻腔炎っていうのになって
もう立ちあがれないほどのひどい頭痛と顔面痛で
よろよろしながら日曜日の当番医に駆け込みましたが…。



そのとき出してもらった抗生剤のおかげで
私の鼻の奥で暴れていた菌たちの活動も静まり
今は元気に過ごしています。



こういう急性な症状のときは
やっぱり化学薬の恩恵はありがたいものです。



一方で…。




じゃあ、今後こうした病気にならないために、薬を飲み続けたらいいのか?


答えは、基本的にノーです。


お医者さんが必要があって薬を飲み続けてくださいね、と言わない限り
病気が治ったら薬もおしまいです。



もっとわかりやすく言います。



○○さんが風邪をひきました。
1日3回、3錠づつ薬を3日間飲みました。


熱も下がったので元気になりました。

でも周りではまだ風邪が流行っています。



「まだ風邪にかかったら大変!
 だから予防のために風邪薬を飲み続けよう!」



とはならないはずです。


何故なら、薬はあくまで、病気の時に飲むものだからです。





ここまではOKですか?








じゃあ、また風邪をひかないためにどうするか?



殺菌効果もあって、体を温める「生姜」を使ったレシピで
予防しようかな?



お風呂にじっくり使って体を温めようかな?


うがい手洗いをしっかりしよう…。





自宅でできることの具体例をいくつかあげてみました。





いかがでしょう?



病気、というものに対して



・薬→治療
・食事など→補完的、予防的な立場


と言う「立場と目的」の違いをご理解いただけましたか?












繰り返しになりますが
病気になった場合は、普段私たちが口にする食物より
ワンランクパワーの強い「薬」の力を借りる必要があります。







生薬がベースの漢方薬の場合でも、


「上品(じょうほん)」
「中品(ちゅうほん)」
「下品(げほん)」


っていう明確なランク分けがあります。






てっとり早く言うと、




・上品→毎日服用しても大丈夫。保健薬、健康食品に相当するもの。


・中品→上品よりは薬効が強いもの。強壮薬・予防薬として使用するもの。


・下品→症状や状態に応じて医師によって処方されるべきもの。治療薬。





ここで、このメルマガの冒頭で取り上げた


「●●って言う病気に効く食材は何ですか?」


と言うご質問に戻ります。








つまり、「●●って言う病気に効く食材は何ですか?」と言う質問は
既に「治療薬」で治療をすべき段階なのに
健康食品で何とかならないですかね?というのと同じ質問だと
私は考えています。



もちろん、なかなか病院でもらうお薬だけで
トラブルが無くならない、悩んでいる、と言うケースであれば


「食事、という別のアプローチで結果を出したい!」



と言うお気持ちも分からなくは無いです。




ただ、あくまでも食事はお家でできる「ホームケア」であること。
治療ではない、という正しい理解と認識を
○○さんには是非お持ちいただきたいと思います。







「でも、食事でも愛犬の健康のために
 出来ることはたくさんあるんですよね?」


「免疫力UPにもつなげることができるんですよね?」





はい!可能です!




それをお話しするために
今日も長いメールを書かせていただいているわけでして…。



でも、単純に「●●を食べたらこういう症状が治る!」というような
誤った認識は、食事の具体的なお話をする前に
出来るだけなくしておきたかったのです。


だから、敢えてこんな風にメールを書かせていただきました。




今日の長いメールを
ここまでお読みいただいた○○さんであれば



「食事は万能ではない。でもできることもたくさんある。
 チャレンジしてみる価値は十分にある!」


と言う正しい理解をされていると思います。







次号のメールでは、いよいよ具体的に


「食事を免疫力UPに活かす」


方法についてお話ししていきます。





ヒントは「食事の量と質」から見直してみることです。




「食事の量と質、何をどう見直すの?」






是非この部分を、○○さんも考えてみてくださいね。




今日はここまでです!


ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)


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