アルカロイドは人にとっても有毒です。
ただ、トマトが濃縮されたソースを使う機会の多いパスタやピザなどのイタリア料理をよく食べるイタリア人はアルカロイドの被害に悩まされてるなんて聞いたことありますか?
「トマトにはアルカロイドが含まれているから犬に与えるべきでない」
と主張するのは、
「飛行機に乗ると墜落して死ぬから乗るべきでない」
とか
「野球やサッカー等のスポーツをすると怪我をするからやるべきでない」
と言っているのと同じようなもので非常に大げさな主張ではないかと私は思います。
ちなみにマウスを使った実験から50kgの人がアルカロイドの摂取により半数中毒死できる量は
完熟したトマトの果実で4000kg
熟したトマトの青果実で33kg
未熟のトマトの青果実で3.4kg
を一度に食べた時なんだそうです。
ということは5kgの犬が完熟トマトの果実を一度に食べて半数中毒死できる量は計算上『400kg』になります。
加熱すれば大丈夫という以前に、普通に大丈夫なんじゃないでしょうか。
ちなみにうちの犬(コーギー)は手作り食でしょっちゅうミニトマト(1回30~50g)を使いますし
生でもしょっちゅう食べさせてますが、
それで何か問題があったことはないですよ。
ちなみにそのフードがトマトを使っているのはトマトにはアルカロイドの害を遥かに上回るトマトの効能・効果があるからでしょう。
まぁ、考え方は人それぞれでアルカロイドが含まれているのは間違いないのですから
どうしても気になるようでしたら食べさせない方がいいとは思いますが。
〓追記〓
個人的にはトマトは積極的に食べさせたい食品の1つです。
うちの犬は1週間単位で使用する野菜を決めているので
今週はミニトマトを使っていませんが、ナスを使ってます。
私は昨年末月から手作りを始めたのですが、積極的にミニトマトを使っているからとは言いませんが、ドッグフードを食べさせていた時より全てにおいて体調が良いですよ。
毎日トマト入りのフードを食べさせて大丈夫かと聞かれれば
「大丈夫です」というのが私の回答になります。
毎日食べさせることがどうして気になるなら、ローテーションすればいいだけのことだと思うのですが、ホント、気にしなくていいと思いますよ。
ちなみに何故ミニトマトかというと、トマトより小さく使い勝手が良いことと、リコピンの量が多いからです。
リコピンは普通のトマトよりミニトマトやトマトジュースやトマトピューレに使われる加工用トマトの方が多いので
個人的にはそっちの方をオススメします。
さらにちなみに、トマトピューレを使った手作り食を作ったことが何度かあるのですが
その度にトマトピューレを使い過ぎて真っ赤なうんこが出てきます。
もちろん、それだけ使っても中毒なんて起こしていません。