読書録「カイチュウ博士と発酵仮面の「腸」
健康法」5
著者 藤田紘一郎、小泉武夫
出版 中経出版
p147より引用
“ 戦後、コレステロール値は四回変わって
いますが、一〇下げると患者が何千人も増え
ます。私のうるさい弟子が、「先生、二か月
に一度、血を採って検査します」と言うので、
うるさいなと思いつつ素直に従っていたら、
「コレステロールが高い」と言うんです。「あ
のねえキミ、正常値より高い人が長生きして
いるんだから、俺の数字は正常じゃないか」
「イヤ、正常値はもっと下ですから、薬を飲
んでください」です。”
目次より抜粋引用
“珍食・奇食、いったいどっち?
「うまい!」は結局、元気な腸とよいウンチ
菌万歳!発酵する二人
和食力で免疫アップ!”魚食人種”のすすめ
立て!日本の男たち”
日本の面白学者二大巨頭による、食と健康
について語り合った対談集。
世界で食べた日本では馴染みのない食べ物
についてから年齢を重ねても元気でいるため
の食養生まで、お二方の長年の調査・研究・
実体験をもとに非常に楽しそうに語られてい
ます。
上記の引用は、医学的に決められた正常値
のおかしさについての藤田氏の言葉。
自分たちに都合が良くなるように基準をいじ
ることで、大きく利益を得る人たちがいるの
でしょうか。自分の体調は、自分で管理でき
るように、普段からしっかりと向き合ってお
きたいものですね。
食べる物と事の大切さを説くのと同じ比重
で、出すことについても語られています。気
になる方は、食事の前後に読むのは避けた方
がいいかもしれません。
生きるということの本質について考えるため
の、良い参考になる一冊ではないでしょうか。
男性の下半身の元気についても、一章を丸々
使って語られているので、必要を感じている
方は一読されても損はないのではないでしょ
うか。
ーーーーー

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カイチュウ博士と発酵仮面の「腸」健康法 単行本 – 2010/5/14
従来の栄養学とは違った視点から食べ物を捉え、何をどう食べることが免疫力アップにつながるのか、これからどういう食生活を送ればいいのかを説く対談本。
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社中経出版
- 発売日2010/5/14
- ISBN-104806137073
- ISBN-13978-4806137078
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商品の説明
出版社からのコメント
藤田先生は医学的立場から、いかに腸を強くするかということを語り、小泉先生は腸を強くするためには何を食べたらいいかについてお答えいただきました。
取材中はお二人のこれまでの経験に大いに笑い、日本人の食・健康の行く末には考えさせられたものです。読んで笑って健康に近づく1冊。ぜひご覧ください。
取材中はお二人のこれまでの経験に大いに笑い、日本人の食・健康の行く末には考えさせられたものです。読んで笑って健康に近づく1冊。ぜひご覧ください。
著者について
藤田 紘一郎(ふじた こういちろう)
1939年、中国・旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒、東京大学医学系大学院修了。医学博士。東京医科歯科大学名誉教授。人間総合科学大学人間科学部教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。『原始人健康学』『水の健康学』『パラサイトの教え』(新潮社)、『笑うカイチュウ』『寄生虫博士のおさらい生物学』(講談社)、『ニッポン「亜熱帯」化宣言』(中央公論新社)、『日本人の清潔がアブナイ!』(小学館)など著書多数。
小泉 武夫(こいずみ たけお)
1943年、福島県の酒造家に生れる。東京農業大学農学部醸造科卒。東京農業大学で教授として永く教鞭を執ったのち、現在は発酵学者・文筆家として活躍中。農学博士。東京農業大学名誉教授。専攻は、醸造学、発酵学、食文化論。学術調査を兼ねて辺境を旅し、世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある。『納豆の快楽』(講談社文庫)、『不味い!』『ぶっかけ飯の快感』(新潮社)、『鯨は国を助く』(小学館)など単著だけでも100冊を超える。
1939年、中国・旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒、東京大学医学系大学院修了。医学博士。東京医科歯科大学名誉教授。人間総合科学大学人間科学部教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。『原始人健康学』『水の健康学』『パラサイトの教え』(新潮社)、『笑うカイチュウ』『寄生虫博士のおさらい生物学』(講談社)、『ニッポン「亜熱帯」化宣言』(中央公論新社)、『日本人の清潔がアブナイ!』(小学館)など著書多数。
小泉 武夫(こいずみ たけお)
1943年、福島県の酒造家に生れる。東京農業大学農学部醸造科卒。東京農業大学で教授として永く教鞭を執ったのち、現在は発酵学者・文筆家として活躍中。農学博士。東京農業大学名誉教授。専攻は、醸造学、発酵学、食文化論。学術調査を兼ねて辺境を旅し、世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある。『納豆の快楽』(講談社文庫)、『不味い!』『ぶっかけ飯の快感』(新潮社)、『鯨は国を助く』(小学館)など単著だけでも100冊を超える。
登録情報
- 出版社 : 中経出版 (2010/5/14)
- 発売日 : 2010/5/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 262ページ
- ISBN-10 : 4806137073
- ISBN-13 : 978-4806137078
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,033,603位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世の中の原則を知ることで楽しくなります。健康は自らの意志と選択次第ですね。生きる力がわいてきます。いい本です。
2010年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父のプレゼントリクエストで購入しました。
私はしらなかった世界の話ばかりで、面白かったです。
ちょっとヒャー!な食べ物話も(^^)
読後、普段何気なく食べていたもので、からだができていくことを
あまり気にしてなかった自分に気がつきました。
確かに…自分が選んだもので、今の自分ができているんだなとしみじみ。
腸を元気にするために、納豆を1日1パック目標にしたいし、
「くさいもの」にも挑戦してみたいです。
私はしらなかった世界の話ばかりで、面白かったです。
ちょっとヒャー!な食べ物話も(^^)
読後、普段何気なく食べていたもので、からだができていくことを
あまり気にしてなかった自分に気がつきました。
確かに…自分が選んだもので、今の自分ができているんだなとしみじみ。
腸を元気にするために、納豆を1日1パック目標にしたいし、
「くさいもの」にも挑戦してみたいです。
2010年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人が生まれながらに備えている免疫力・自然治癒力を最大限に活用することが、寝たきりにならずに健康に天寿を全うする唯一の方法ということを再認識させてくれる。合成添加物や化学合成品などを無防備に口にすること、必要以上の清潔志向などがどれだけ免疫力を弱める結果になっているかも理解できる。 ただ著者両名のゲテモノ食いにはとてもついていけそうにないので、それだけはまねしたくないとは思います。
2010年8月9日に日本でレビュー済み
以下のようなトンデモ知識を省けば、キレイキレイな日本での常識を覆し、生物としての健康を取り戻す知識の入り口となる本。
しかし両者の読者であれば、ワザワザ読む新しさには欠ける。
藤田氏は、体に合う代表的食べ物として、A型豚肉・鰻などと、血液型別に挙げているが、他の動物の血液型は、同じABOの名前で呼ばれてはいても、中身は人のそれとは別物であり、食物の血液型に免疫系が反応すると書いている点がトンデモ。
他書には詳しく書かれている、アルカリイオン水を極端に持ち上げる内容が無いのは幸い。
だが、大量に服用することによる高血圧、体内塩分増加、胸焼け、むくみ、他にも血液中のアルカリ度が高くなり、体が他の薬の吸収をしなくなるといった副作用には全く触れずに、重曹を飲めと勧めるのはどうかと思う。
小泉氏に関してはいつもの調子で、旨いものを紹介してくれており罪はない。
腸は免疫系にとって非常に重要な臓器なのだから、2人の食生活ばかりでなく、そこを医学的にもっとクローズアップし、読者にとっての日常生活でのアドバイスを載せるべきであった。
しかし両者の読者であれば、ワザワザ読む新しさには欠ける。
藤田氏は、体に合う代表的食べ物として、A型豚肉・鰻などと、血液型別に挙げているが、他の動物の血液型は、同じABOの名前で呼ばれてはいても、中身は人のそれとは別物であり、食物の血液型に免疫系が反応すると書いている点がトンデモ。
他書には詳しく書かれている、アルカリイオン水を極端に持ち上げる内容が無いのは幸い。
だが、大量に服用することによる高血圧、体内塩分増加、胸焼け、むくみ、他にも血液中のアルカリ度が高くなり、体が他の薬の吸収をしなくなるといった副作用には全く触れずに、重曹を飲めと勧めるのはどうかと思う。
小泉氏に関してはいつもの調子で、旨いものを紹介してくれており罪はない。
腸は免疫系にとって非常に重要な臓器なのだから、2人の食生活ばかりでなく、そこを医学的にもっとクローズアップし、読者にとっての日常生活でのアドバイスを載せるべきであった。
2010年7月1日に日本でレビュー済み
お二人の著作は共に面白いのですが、対談で新たな視点・発見が
あるかと期待しましたが、外れました。全体に流れる主張には
同意しているのですが・・・
ゲテモノかどうかの認識は食文化に左右されますが「ネコまたぎ」
と呼ばれた私でも、さすがに少し食傷気味の内容でした。(著者達の
立場を援護するなら、納豆も漬物も牛蒡も外国人によってはゲテモノ
と認識されるでしょう)
小泉先生も微生物が専門なら、藤田先生の誤解をもっと解いて
あげれば、という箇所も幾つかありました。
また、水の話は藤田先生が少し前、日経新聞にコラムを連載されて
いましたが、化学的に根拠のない話が多く、がっかりしていましたが、
それがこの著作にも(当然)引き継がれていて残念でした。
あるかと期待しましたが、外れました。全体に流れる主張には
同意しているのですが・・・
ゲテモノかどうかの認識は食文化に左右されますが「ネコまたぎ」
と呼ばれた私でも、さすがに少し食傷気味の内容でした。(著者達の
立場を援護するなら、納豆も漬物も牛蒡も外国人によってはゲテモノ
と認識されるでしょう)
小泉先生も微生物が専門なら、藤田先生の誤解をもっと解いて
あげれば、という箇所も幾つかありました。
また、水の話は藤田先生が少し前、日経新聞にコラムを連載されて
いましたが、化学的に根拠のない話が多く、がっかりしていましたが、
それがこの著作にも(当然)引き継がれていて残念でした。
2011年10月7日に日本でレビュー済み
げてもの喰いのエピソードを読み、この“小泉先生”は1度精神分析をうけられてみては…?と思わざるを得なかった。 好奇心・探究心からというのとはまるで違う、嗜虐性を好む性向からのげてもの喰いの印象を強くうけたからである。 中年後期男性独特の、ベターッとしたいやらしい感じが随所で見受けられ、それぞれの著書を楽しく拝読していただけに、辟易した。 まったく笑えない。